高学歴で、大手勤めで、ADHDで。

難関大を卒業し大手企業に入社したものの、あまりの仕事のできなさにうつを発症して休職。うつの治療しながら復職するも、生きづらさは変わらず転院した先でADHDの診断が下りました。治療の経過、生活や仕事での工夫を綴っていけたらなと思います。

大企業に入ってよかったと思うこと①

 

こんにちは!「こて」です。

 

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わたしは一応、大手と言われる会社に勤めています。

 

業種は詳しくは言えませんが、国内外に拠点があり、何万人という社員が所属している、そんな会社です。

 

大企業に限ったことではないと思いますが、やはり業務量は多く、スピード感が求められ、レベルの高い人たちに囲まれて、正直ついていけません。

 

はっきり言って今のADHD傾向が強いわたしには向いてないと思います。

 

大企業に勤めていることによる苦しさはたくさんあるのですが、やはりいい部分もあるので、今日はそこについてまとめたいと思います。

 

給与が高いといった一般的な部分は省略して、発達障害の立場から見てメリットだと感じる部分です。

 

ちなみに、わたしが会社に入る前は発達障害の診断を受けていませんでしたので、一般の枠で入社しています。

 

【大企業でよかったと思うこと】

1.若手の教育方法が社員に教育されている

2.仕事に使える便利ツールがたくさん提供されている

3.休職するときの体制がしっかりしている

番外編.変な社員でもやっていけている人がいる

 

 

1.若手の教育方法が社員に教育されている

 

これは人にもよるのでしょうが、やはり部下が失敗したときに頭ごなしに叱るだけの人というのはあまりいないのではないかと感じます。

 

わたしはよく失敗をするので、その時の上司や先輩の対処法はとてもありがたく思っています。

 

具体的には、「気をつけていれば防げるでしょ」で終わらせない。

 

その失敗はどうして起きたのか、どういう状況下で起きたのか、その失敗を次にしないためにはどうすればいいのか、その対策は本当に有効か…

 

ということを一緒に考えてくれるんですね。失敗の程度にもよるのですが。

 

わたしは失敗をすると頭が真っ白になり、軽いパニック状態になってしまうので、第三者の目で冷静にフォローしてもらえることはとても助かります。

 

なぜこんなに親身になってくれるかというと、新人教育や上司のあるべき姿についての研修が必須になっていること役職を持つ社員は部下からの評価も評定を左右する項目であること、が挙げられると思います。

 

管理職向けの研修については、どこまで実効性があるのかは疑問視もされていますが、少なくとも普段の自分の部下への接し方を見直す機会にはなると思います。

 

また、こういう接し方をすればよかったのか、と気づくこともなくはないはずです。

 

ざっくりと管理職向けと書きましたが、中堅で新人を教育する立場にある社員向けにも、こういった研修は用意されています。

 

 

次に部下からの評価ですが、上司としての仕事の取り組み方だけではなく、部下への接し方についてもとても細かく項目が設定され、それぞれについて部下が評価をするという仕組みになっています。

 

またもちろん評価は匿名性ですので、部下も正直に思っているとおり点数をつけられるというわけです。

 

(評価をされる上司の中には犯人探しのようなことをする人もいなくはないそうですが、その場合は人事から注意を受けます)

 

このように、企業によってそれぞれ方法は違うかと思いますが、ある程度上司が部下を正しく導けるような体制を、会社全体としてとっているところが大企業では多いのではないかと思います。

 

繰り返しますが、当然これは上司の人柄にもよります。

 

少なくともわたしは周りの人にとても恵まれていたので、ここまでやってこれたと思っています。

 

しかし、こんなにもよくしてもらえるからこそ、これ以上迷惑をかけ続けるのはとても申し訳ないと感じています。

 

ADHDの方の中には、自分が周りに迷惑をかけていることは自覚していて、それを申し訳ないと思っている人もたくさんいます。

 

だからこそ悩んで二次障害のうつを発症する人も少なくないのでしょう。

 

わたしも薬によって改善が見られなければ、今のところよりも適している職を探さなければいけないと思っています。

 

 

なんだか一つ目のよかったことでとても長くなってしまいました…

 

続きは別の記事にしたいと思います。